自分の学歴が高卒という理由で、学歴にコンプレックスを持つ人は多くいるようです。
確かに高卒に比べて大卒の方が就職の選択肢も広がるし、給料が高くなるのは事実です。地位や経済力を人間の価値観とするならそれもよいでしょう。しかしそれはあくまで社会のシステムであり、天が創った自然界のルールではありません。
■学歴は物差しのひとつに過ぎない
例えば、農家や漁師、大工や保育士といった職業は学歴が低くてもなることができて、一般的には低収入です。しかし、もしこの世からいなくなったら社会は機能しません。一方で、大卒以上しかなれない高収入な職業の中には、別になくなっても社会は困らないモノも少なくありません。
学歴はあれば有利なツールというだけであり、なければ人として価値が低いというものではありません。コンプレックスでネガティブ思考に陥っている人は、意外とそこを勘違いしてしまっていることが多いようです。
また、低学歴でもアイデアと熱意があれば、富と名声を得る事ができます。ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズがその典型例です。彼らは大学中退したので最終学歴は高卒です。
■高学歴でもコンプレックスがある
意外と思われるかもしれませんが、高学歴な人も学歴コンプレックスを持っています。「大学出てるならこれくらいできるだろ」と期待値が高くなり、できなかったら「ええ?大卒なのにこんなこともできないの?」などと言われたりします。もちろん人によりますが、バイトや遊びに明け暮れて勉学は二の次な大学生活だったなんて人はざらにいます。正直、高卒の人と能力的な差はそんなになかったりしますが、周りはそうは見てくれません。
また、とある国立大卒の男性のケースです。社会人となって初めての会社、配属先はたまたま高卒ばかりの部署。彼自身は学歴で人を判断する性格ではなかったのですが、職場の人間はそうではありませんでした。国立大卒というだけで最初から目の敵にされ、難しい案件を押しつけられ、上手くできても失敗しても嫌味を言われる毎日でした。そして自分のメンタルを守るため、職場で上手くやっていくため、「できの悪い大卒」キャラを演じるようになったそうです。
■人生の価値は学歴とは無関係
筆者の知人で、産廃業者の30代男がいます。彼の学歴は中卒、ブラブラしているところにふとした縁で産廃業の個人事業主となり、今では年収1000万以上。新車のレクサスを当たり前のように現金一括で購入し、週末はそのレクサスでいろんな所へ遊びに行っています。傍から見ているとじつに楽しそうな人生です。彼が今の立場を手に入れたのは学歴や知識などではなく、持ち前の明るい性格が引き寄せた縁です。もちろん彼にしかわからない苦労もあるのでしょうが、傍から見れば確実に彼は人生の勝ち組です。
■それでも学歴コンプレックスが抜けない
学歴コンプレックスと言いながらも、じつは本当のコンプレックスは学歴ではない場合もあります。しかも自分でも気づいていない、なんてことも。厳しい言い方になりますが、仕事や人間関係など上手くいかない理由を学歴のせいにしていないか、冷静に振り返ってみることも必要です。
いずれにせよ、何らかのコンプレックスを抱えているのは事実です。そんな状況を打破したいと思うなら、何か行動してみましょう。
いっそのこと、学歴のアップグレードに挑戦してみる。今の時代、働きながら大学で学び直す社会人は珍しくありません。しかもオンライン授業も普及しているため、ひと昔前よりも負担は小さくなっています。卒業できると間違いなく自信につながります。
ハードルが高いと感じるなら、何かの資格取得をするとよいでしょう。学歴コンプレックスの原因はいわば「自分に何か足りない感」なので、その足りない感を埋めるられるものならなんでもよいです。
なんなら学生時代にやりたかったことをやってみるのも手です。スポーツや楽器、イラストなど何でもよいのです。何か夢中になれる物持った人間は強いです。夢中になっている時間だけ、余計な事を考える時間がなくなります。
人間誰しも何かのコンプレックスは持っているものです。長い間思い悩んでいたことも、小さな行動からふっきれる事も少なくありません。行動してみるのはノーリスク。何もせず悩み続けるよりダメ元で何か動いてみましょう。

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